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2016/11/25

メッセージワーク 3.11を語り継ぐ旅 フォト10

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メッセージワーク ~3.11を語り継ぐ旅~
                    フォトライブラリ Vol.10

 日目の朝、女川町の医療センターで津波の怖さをあらためて見せつけられたメンバーたち。
今日はこれから、未曾有の大災害に町の8割を失うという被害を生じた女川町で、復興に従事してきた
人びとのお話をうかがいます。はたしてどんな内容なのでしょうか。
(写真は、震災後に新たに建てられた女川駅。温泉やショップなどが入る、モダンな駅舎になっています。)







駅前広場で、ジョン(カタリバの林さん)の説明が始まります。旧女川駅の津波被害のこと、新駅舎のこと、そして、駅の正面に広がる新商店街「シーパルピア」について。この日は風が強く、声を聴きとるのも一苦労といった状態でしたが、それでも生徒たちはジョンの話に意識を集中します。
今日は4つの行先に分かれてのワークショップ。なんとジョンは、昨日までの班行動を崩して、4つのうち各自の好きな場所に行こうと提案しました。これまでの流れを変え、意識や思考が固まってしまうのを防ぐ、ジョンならではの手法です。生徒たちは大喜び。さすがジョン絵文字:笑顔


ちなみに、震災前の女川駅前広場には、時計台があったそうです。その鐘のなかでただ1つ、
津波に流されながらも奇跡的に音の出る状態で発見されたものが「きぼうの鐘」と名付けられ、
駅から少し離れた「きぼうのかね商店街」に今もあります。
また、駅前には「シーパルピア」という新しい商店街が再興されています。




これが、Vol.9にも掲載した、「シーパルピア」。
上の女川駅の写真の、横断幕のあるところから見ると、こんな感じに見えます。海まで一直線に伸びた道。「海とともに生きる」という、女川のメッセージを体現するデザインです。
手前の道路を渡って中に入っていくと・・・。


このような洒落た店舗が並んでいました。


ここは、今日お話をうかがう予定の、スペインタイルのお店「みなとまちセラミカ工房」。
スペインの技法と彩りを用いて、女川らしさを大切にした手作りタイルを製作しているショップです。
タイルはさまざまなサイズがありますが、小さいものはこのような感じです。

このタイルはマグネットになっているタイプで、資料やプリントを金属製の机や壁に貼りつけることができます。
パッケージ裏面には写真のようなメッセージが・・・。「つながる」という文字が見えます。


では、各会場に向け出発!

いよいよ4方面に分かれてのワークショップ。
そのうちの一団、バスに乗り込んだ一行は、女川のホテル「エルファロ」へ。トレーラーハウススタイルの、おしゃれな外観のホテルです。



「エルファロ」でお話をうかがった、女川町宿泊村協同組合理事長の佐々木里子さん。
女川町のほとんどの宿泊施設は津波により大打撃を受けましたが、佐々木さんも、60年ほどご両親が営んでおられた旅館が被害に遭い、流されるという経験をされています。
そしてそこから出発して、宿泊施設がなくなってしまった女川町にホテルを再建された現在、大変ご多忙な毎日にもかかわらず、今回の講演依頼を快諾してくださいました。


「エルファロ」のレストランで、佐々木さんのお話がスタート。参加したメンバーの「気」が、佐々木さんに集中します。

「エルファロ(EL FARO)」とは、スペイン語で「灯台」の意味。復興への道のりを照らす存在になりたいという願いをこめて、このように名付けたそうです。震災で旅館も住居も失ったにもかかわらず、そこから立ち上がって前向きに復興に取り組む姿に、私たちは圧倒され続けました。


3.11当日のこと、旅館に生じた被害、ご両親のこと、そこから再建までの道のり、・・・お話は進んでいきます。
そして佐々木さんは最後に、私たちの胸の奥深くにずしりと響く一言をくださいました。

「復興の目撃者になってください」。

復興事業も5年半が経ち、状況は刻々と推移しています。そのプロセスを、現地に足を運んで見てほしいというメッセージです。あの日から何年が経っても、私たちが3.11を忘れず、被災地とつながり、現地を訪れ続けることが、東北の復興にとってプラスになるということ。また、それとともに、必ず復興を成し遂げてみせるという強い決意も感じられます。
「復興の目撃者」。
心に深く刻まれ、決して消え去ることのない、強烈なフレーズでした。
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