フェアウェルパーティーの最後、生徒たちが一人一人感謝の言葉を述べました。
「誰から始めましょうか」と聞くとみんな恥ずかしがってなかなか前に出ようとしません。
そこでホストファミリーに決めてもらおうと言うことになり、ホストファミリーが手を挙げた順にスピーチをしてもらうことになりました。
まずトップバッターは三船くんから。
彼はスピーチの原稿を手にしていません。と言う事は事前にスピーチの内容を頭の中で考えてきたと言うことです。
実際彼以外にもできるだけ自分の言葉で感謝の気持ちを述べようとする生徒がおり、これは今回のプログラムでもとても大きな進歩だと言うことで評価できます。

続いて三船くんと同じホストにお世話になった遠藤君です。
やはり遠藤君も原稿を手にしていません。
常々英語が苦手だと言っている遠藤君も身振り手振りを交えながらがんばって自分の感謝の気持ちを伝えました。
遠藤君は持ち前のキャラクターでどこにでもどの生徒たちからも可愛がられるアイドル的な存在でした。このときのスピーチでも周囲からは「かわいいかわいい」と黄色い声が飛んでいました。

今回最年少の安斎君です。
普段から英語をがんばってしゃべるようにしている安斎君だけあって、安定感のある立派なスピーチでした。
安斎くんも他の生徒たちと同様にホストファミリーにお世話になる前は「やばい、緊張する緊張する」と常に言っていましたが、それはほんの一瞬のことで、あっという間にバディーと仲良くなっていました。

同じく今回最年少の横井さん。
英語をしゃべることに対して尻込みしてしまう横井さんも、事前に十分な時間をかけて立派なスピーチの文章を作ってくれました。
横井さんはシンガポールでもマレーシアでも、常に細かいところに注意を払い、様々な疑問を持っていました。その着眼点はきっと今後の生活の中で生かされると思います。

高校2年生の根本くん。今回の滞在で英語を使ってコミニケーションすることがとても楽しいと感じてくれているように思いました。
実際、ブロークンな英語でも必死で頭の中で考えて相手に伝えようとする気持ちが十分に伝わってくるスピーチでした。さらに根本君は表情を変化させ、言いたいことをちゃんと伝えようとする姿も見ることができました。

同じく高校2年生の田村くん。
日本語でも話をするときに緊張してしまうと言っていた彼ですが、ご覧の通り原稿を手に持っていません。簡単なことではないけれど、でも一生懸命に自分の言葉を紡いでいました。実はこのスピーチの前、ホストマザーから話しかけられ「彼ほど丁寧で謙虚な人を見たことがない」とものすごく褒めていました。
言葉も大事ですが、やはり日本人としてなくしてはいけない謙虚さが相手に伝わったそんな瞬間だと思います。

高校2年生の高山さん。
プログラム開始当初はとても緊張してしまい、バディーとうまくコミニケーションが取れるかどうかとても心配だったようです。
でも実は陰で一生懸命がんばっている姿も見られました。バディーと2人でいるときにはできるだけ目を合わせて一生懸命相槌を打っている姿には胸を打たれました。

高校2年生の飯塚さん。
いつもいつも元気印で、参加した全員を明るくしてくれました。
やはり英語を使って相手に自分の気持ちを伝えることの難しさを痛感した1人でもあります。今回プログラムに参加したことで、実際どのようにしたら自分の気持ちを伝えることができるのか、大切なことを学んだと思います。

中等4年生の遠藤さん。
最初はとても緊張してバディーとうまくコミニケーションが取れるかどうか不安だったと思います。
しかし気づけば今回参加した12名の中で、最も現地の生徒たちに溶け込んだ生徒の1人といえます。どこを行くにもたくさんの生徒に囲まれ、もし制服が違ったら現地の生徒と見間違えてしまうほど溶け込んでいました。
きっとバディーととても濃密で良い時間を過ごすことができたのですね。

同じく中等4年の大西さん。
遠藤さんと同じく昨年度マレーシアの生徒をポストしたことがきっかけで、今回参加してくれました。
高校の飯塚さんと同じで、いつも笑顔で周囲を明るくしてくれていました。
今回マレーシアに来る以前からバディーの事は良い関係が気づけており、今回の訪問でその入場がより強固なものになったのではないでしょうか。

中中等4年の中村さん(左)。
中村さんも昨年度マレーシアの生徒ホストしてくれました。
自分自身が「とても緊張してしまう」と言っていましたが、スピーチのときにはちゃんと顔を上げてしっかり自分の言葉を使っていたのが印象的でした。
中村さんのスピーチはとてもよく練られた英文で作られており、自分の言いたいことをちゃんと伝えようと言う努力が見えました。
ホストの生徒ともとても仲良くなり、良い時間を過ごすことができたのだと思います。
今回団長を務めてくれた大森くん(右)。
引率教員では気づくことができない点を先回りしてフォローしてくれました。大森くんも当社は原稿を手にしていましたが最終的には原稿を見ずに自分の言葉で感謝の気持ちを伝えていました。
バディーの生徒ともとても仲良くなったようで、来年度の本校への訪問がとても楽しみになってきましたね。

パーティーの最後は来て下さった皆さんで集合写真。

こちらは放課後の様子。
ほんの短い間の滞在でしたが、お互いの生徒たちの人柄に触れたくさんの友達ができたようです。ホストではない生徒たちと別れを惜しんでいました。
なぜかたくさんの女子生徒たちに囲まれ、連絡先を交換する遠藤君(右)。
毎週金曜日、学校は午前中で終了するため、午後の時間はホストとの時間を過ごすことになります。中にはお土産を買いに連れてってもらう生徒もいるとか。
残念なことに日本へ戻る飛行機のフライト時間は24時間後に迫っています。
土曜日の朝は、全生徒でサンウェイラグーンと言う大型のスイミング施設に遊びに行きます。今晩のうちに荷物をまとめ、絶対に忘れ物をしないようにしてくださいね。