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2013/01/15

【社会科授業相互観察会】5-1倫理 ドイツ観念論(2)「ヘーゲル」

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【社会科授業相互観察会】 第4回
〇5-1倫理 ドイツ観念論(2)「ヘーゲル」 (担当;津久井薫先生)

みなさん、こんにちは。
本日の観察会は、津久井薫先生の5-1の倫理の授業をレポートします。





〇授業スタイル
 倫理は、哲学用語が非常に抽象的であり、観念的です。そのために、生徒の語彙力だけでは理解できないことも多いです。つまり、教科書を読んでも意味が分からないということになります。授業では各思想家の内容を噛み砕いて、分かりやすく体系的に理解させることを心がけています。教科書・参考書・資料集から作成したレジュメを用いて解説を行いながら、用語や思想背景、図解などを書きこませていきます。そして「人間が生きることとは何か」という倫理の目的と本時の学習内容がどのようにつながるのかを考察させます。





〇授業内容
・導入
 今回の授業は、ドイツ観念論のヘーゲルについてやりました。
教科書の位置付けでは、「自己実現と幸福」というテーマの中に括られてドイツ観念論は登場します。倫理というのは「人間がなぜ生きるのか」、「人間が生きている意味は何なのか」ということを学ぶ科目です。人間は生きるなかで、自由であることや幸福を求めますが、自由や幸福とはどのようにとらえられるでしょうか。それらを考えるために、ヘーゲルの思想を参考にしましょうという展開です。

・展開1)絶対精神
 ヘーゲルは「自由」というものを論じる際に、「自由」は「絶対精神」により展開されていくとしています。つまり、古代オリエントでは王一人が自由でしたが、古代ギリシア世界、ゲルマン世界を経て、次第に自由が展開していくというのですね。例えばナポレオンが登場したのも、「自由」を広げるための「絶対精神」の意図であったというのです。これがヘーゲルの歴史哲学です。この事から、「自由」というのは観念的・内面的なものではないと分かるかと思います。ヘーゲルは「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」と表現しています。



・展開2)弁証法と人倫
 ヘーゲルは、万人の「自由」というものは「国家」において実現すると唱えていますが、これを証明するために用いられるのが「弁証法」という考え方です。弁証法は相矛盾する二つの事柄を、高次元のもとで統合しようというものです。ヘーゲルはこれをツボミと花と果実で例えています。ツボミが花になるにはツボミ自身を否定して花になります。つまりはツボミと花は矛盾・対立する存在なわけです。しかし、これを果実という一つ高次元の段階で考えると、どうでしょうか。ツボミと花の対立は果実になるためのものだったんだ!!ということで総合されます(止揚;アウフヘーベン)。このような考え方が弁証法というわけです。



 弁証法を現実社会で用いるとき、ヘーゲルは「家族」・「市民社会」・「国家」を想定します。「家族」は愛によって結ばれた共同体です。しかし子どもは生長して「家族」の愛とは矛盾対立する「市民社会」の「欲望の体系」で生きることになります。この「家族」と「市民社会」を高次元で統合するものが「国家」とされています。「国家」では、市民社会の不平等に対し、社会福祉政策や生存権の保障が発動するので、万人の自由が実現される最高の「人倫」の形態である、とヘーゲルは唱えています。



〇生徒の反応など
生徒にとって身近な具体例を用いて、丁寧に説明したので、弁証法の話によく耳を傾けていました。一斉授業に見られる一方通行の授業にならないように、説明の際はコミュニケーションをとることを意識しました。生徒たちは、頷くなどの反応を示したり、身近なものを具体例にした話では笑顔が多く見られたりしました。用語は難しいけれども面白くて重要なドイツ観念論の講義となりました。



 


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